グローバル感染症 Global Infectious Diseases

科学技術の進化・発展、それに伴う経済活動のグローバル化によって、地球上の至るところを航空機が飛び回る時代となった。多くの人々が短時間で地球上を移動する。
また、世界人口は、現在、73億人を突破している。経済発展と人口増加は、自然環境を破壊し、これまで人間が住んだことのないところにまで、居住域を広げている。都市化は更に伸展し、更に、国内での辺境地域と都市の間の往来も激しくなっている。
このような環境下、新型感染症のグローバル化が脅威となる時代がやって来ている。このような感染症を
グローバル感染症と呼ぼう。新型と言っても、人類にとっての新たな感染症という意味で、急激な変化をもたらす強烈な突然変異などで今までに全く存在しなかった細菌やウイルスが突然出現することは殆ど無い。今まで接することのなかった野生動物からの感染症が、森林開発などによって広がっているということ、それに伴う僅かな遺伝子変異が生じているということである。そして、辺境地域と都市の間の激しい往来により、この感染症は、人口過密の不衛生な都市に運ばれ、ここで拡大・拡散される。これが、さらに、航空機で世界中に撒き散らされて、グローバル感染症となるのだ。21世紀に入ってからのグローバル感染症には、SARSやエボラウイルス感染症などがあり、現在、COVID-19が世界を震撼させている。


21世紀には、自然、生物、化学、医学、医薬などについての科学的研究が大きく進化・発展することが期待される。人工知能や科学技術の進歩は、今までこれらの分野での実現が難しかったことを、一つ一つ、可能にしていく。
だが、ここで、注意しなければならないことがある。これらの偉大な進化・発展が、良い方向には向かわず、一部の権力者層や大企業に利用された挙句に、長期的な自然環境の循環を無視した、目先の経済的利益優先の社会を作り出す恐れがあるからである。現時点での、大量生産大量消費システム、過度の都市集中システム、安易な大量輸送システム、過大な金銭報酬の伴う特許制度、無限の欲望を駆り立てる広告宣伝、等々、これらには、明らかに、持続可能な社会構築とはかけ離れた歪んだルールが適用されているのだ。
これを反面教師として、偉大な進化・発展を、長期的な自然環境の循環と人間の幸せを優先するグローバルなルール確立に繋げることができるならば、人類は、グローバル感染症からも救われるということを此処で強調したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>