意識進化の夜明け

  •  地球上での繁栄を謳歌する人類は、今、二十一世紀に、新局面を迎えつつある。我々自身が作り出している自然環境破壊を含めた数々の社会と心の問題は、ここ数万年来人類に繁栄をもたらしてきた自然宇宙の循環軌道に変化を与え始めているのだ。今のままの方向を維持して更に社会経済活動を推進すれば、「人類は近い将来自滅する」と断言しても過言ではなさそうだ。
  •  そのような局面であるからこそ、今、人類意識に進化の兆しがある。事実、この兆しは、地球上の多くの場所で、多くの人々の心に、同時多発的と表現してもよいような形で湧き上っている。だが、残念ながら、多くの人々と言ってはみたものの、これらの人々は、人類全体の数%にも満たないのが現状である。この兆しに、人類の代表である一般民衆の多くが同調することで人類意識は進化し、人類は更なる繁栄に向かって存続することが可能となる。
  •  今、人類全体の数%に湧き上がるこの意識は、その昔、聖人や賢者が「悟り・覚醒」などと呼んだものに近い。これまで特別の人にしか意識できなかったものが、より多くの人々の間で共有されるようになったのである。この進化の流れを加速させなければならない。
  •  だが、一般民衆の多くは、現在、このような意識とは正反対の現代社会を実質的に支配運営する大企業と政治経済パワーの複合体に同調している。この複合体は、一般民衆にパンとサーカスを与えている。また、目先の利益を提示する、その手法は現世的で単純明快、極めて分かり易いのである。
  •  しかし、お金で象徴される現世的で単純明快な目先の利益の背後には、拡大する経済格差、荒廃する人間の心と社会環境、破壊されつつある自然環境が存在している。これらは、紛れもなく人類が自滅の道を歩み始めていることを意味している。
  •  では、どのようにしたら、この進化した意識は一般民衆の同調を勝ち得るのであろうか。その具体的な方法の一つに、インターネットの利用がある。地球規模の柔軟なネットワークを構築して、地球生命体(ガイア)の心・頭脳の一部になろうという試みである。このネットワークは、光り輝く指導者のビッグ・ネームやその原典が独り歩きするようなものではない。ネットワークの各所にいる進化した意識のメンバーが、その自発性と自己責任で、それぞれ発信し、大きな方向性を共有した巨大な合成頭脳を作り上げるのが目的である。メンバー個々人の個性・経験・専門が、幅広く、深く、長期にわたって、反映され、累積されなければならない。
  •  こうして作り上げられる巨大な合成頭脳は、論理や知識だけを誇るものではなく、人類永続のために必要不可欠となる愛と倫理感情・自然との調和を大きな方向性維持の基盤とするものである。
  •  この試みは、我々の基礎意識が向かうべき方向性を示すガイドラインの普及を図るものであり、飽くまで、どの方向に向かうのかの最終意思決定は、当該個人に委ねられるものでなければならない。この点に於いて、従来からの宗教活動、政治活動、強制教育とは一線を画すものである。

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