孫たちの生きる未来社会が心配だ

金力と武力を使って国際ルールを自国有利にしようとする大国、本音と建前を使い分け権力と税金を食い漁る政治家、利益目的のモデルチェンジを繰り返し自社製品の保守を嫌がる世界的大企業、膨大なお金の遣り取りで真面目な労働を嘲笑うギャンブル金融企業、視聴率に支配されバランスを崩したマス・メディア・・・そして、これら勢力が支給するパンとサーカス(娯楽・スポーツ・ギャンブルなどの依存症を生み出し、考える力を奪うもの)によって家畜化された大衆は、目先の利益を永遠に追い求めて自然を破壊し続ける経済システムの下で、働き続ける。

科学技術がこれほどまでに発展すると、海・山・川は容易に破壊され、水爆が独裁者やテロリストの手の届くところとなる。科学技術の発展と比べて、人間の理性と倫理感情の進化は遅い。一部の富裕層だけにお金が集中すれば、資本主義は必ず行き詰まる。大量生産を支える大衆消費が行き詰まるからだ。自然とその循環を破壊すれば、人間は生きていくことができない。人間は自然の中に生かされている自然のパーツなのだ。矛盾を抱えたシステムは、規模が拡大すればするほど、自滅が早まる。

孫たちの生きる未来社会が心配だ。