心と体の循環 Circulation of Mind and Body

そもそも、この世の全ての生命体は、心があの世に存在し、そこから流れ出るエネルギーによって、その状態を反映して形成されているものである。この世の刺激によって、その生命体は変化し、この変化は、又、心に循環される。この循環によって変化・熟成された心は、更なる循環によって、生命体に、又、次の変化を生み出す。この事実とこの循環をしっかりと認識しなければならない。栄養・運動・薬剤など、この世のものだけが肉体を作り上げ維持しているのではない。喜び・感謝・幸福感・充実感・達成感・自己肯定感・良い意味での予感など、ポジティブな感情も、又、健全な肉体を作り上げ維持しているということなのだ。

具体的な理解の為に、偽薬テストについて考えてみよう。これには二つの異なる起点を持った循環が作用している。第一は、心が起点に成って、治療効果があると信じることから肉体にその様な変化が生じるものだ。第二は、薬剤が本物であれば、その物質的な働きが起点に成って、肉体に治療効果が現れるというものだ。だが、次の段階で、この肉体に現れた治療効果は循環して、心にその様な変化をもたらしている。いずれの場合も、心が関与している。

「健全な魂は健全な肉体に宿る」という言葉は、「受精卵が成長して基本的な肉体が形成された後、健全な魂がこの肉体に宿ってこれを健全に成長させ、健全な肉体はこの世の刺激を心に絡み合わせて、その心を更に成長させ、こうして成長した心は、更なる健全な肉体を作り上げ維持していく」という好循環を意味しているのである。

医術 Medical Treatment

 医術

医者は機械の修理工とは違う。しかし、現代の医者の多くは、まだ人間の肉体だけを見て物理と化学の世界に閉じ籠っている。確かに、コンピュータ技術やゲノム解析などの進展によって、21世紀の医学は、基礎分野に於いても、臨床分野に於いても、大いなる進化を遂げつつある。このような視点から見て、物理と化学の世界は、それは、それで大切なものだが、「人間は心と体で出来ている」という基本から外れては、真の意味で人間の病を治癒することはできない。

物質文明の偏りから来る教育システムの歪みが、心を忘れた多くの医者を作り出している。解剖学などでは、特に、「心の働きのある肉体とそうでない肉体は、必ずしも同一ではない」という基本認識をベースにしなければならない。

そもそも、昔から医者が特別に尊敬されて来た理由の一つは、「医者は、患者の全人格を考慮して、患者の治療に当たって来た」という歴史があるからである。

医術の目的は、肉体の病気を治療するだけではない。肉体に現れる病気の多くは、心が関与しているからだ。従って、肉体の延命も究極の目的ではない。「患者の心と体が健やかであるように導く」ことが、その究極の目的だ。古くからの成句の通り、「医術は仁術」である。

筆者の仮説から言えることは、「通常、潜在領域に於いて、心が先に死を決意して、それで、その後に肉体が死を迎える」ということだ。心が総合的な視野から死を決意した後に、医術が肉体の延命を図ることは空しい。

自然宇宙の摂理からすれば、全人間(心と体)は、自律的にその健康が保たれるように、設計されている。それにも拘らず、心の側から来る不調和か、肉体側から来る不調和が、病気の原因となる。いずれの場合でも、生活の質を向上させ、心を生き生きとさせ、自己免疫力の活性化を図るのが一番である。それが「病気治療の基本となる」ことに間違いはない。転地療法や気候療法の見直しを含め、「人格療法」のようなものを、今後、重視する必要がある。

Medical Treatment

 A doctor is not a machine repairman.  However, many modern doctors are still locked in the world of physics and chemistry, looking only at the human body.  Certainly, due to the remarkable progress in computer technology and genomic analysis, medical science in the 21st century is undergoing great evolution in both basic fields and clinical fields.  From this point of view, the world of physics and chemistry is still important in that respect. But you cannot heal human diseases in a true sense, if you deviate from the basic concept that “humans are made up of the mind and body” . 
Distortion of the educational system resulting from the bias of material civilization has created many doctors who don’t care about human heart.  anatomy has to have the basic concept that “the body with the work of the mind and the body without it are not always the same”.
In the first place, one of the reasons that doctors have been particularly respected since ancient times is that they have a history of treating patients in consideration of the overall personality.
The purpose of medical treatment is not just to treat physical ailments.  Many of the diseases that appear in the body involve the mind.  Therefore, prolonging the life of the body is not the ultimate purpose.  The ultimate goal is to “make the patient’s mind and body healthy”.  As the ancient phrase says, “medical treatment is benevolent act”.
We believe that “in the latent area, the mind usually decides to die first, and then the body dies.”  After the mind decides to die from a holistic view, it is vain that the medical treatment seeks to prolong the life of the body.
From the providence of the natural universe, all human beings (heart and body) are designed to maintain their health autonomously.  Nonetheless, the incongruity that comes from the mind side or from the physical side causes the disease.  In any case, it is the best to improve the quality of life, bring the mind to life, and activate the autoimmune power.  There is no doubt that this is the basis of disease treatment.  In the future, it is necessary to emphasize things such as “personality therapy” including review of translocation therapy and climate therapy.